次のような症状はありませんか
- 常に涙が出る。
- 目頭を押すと膿が出る。
- めやにで目が塞がる。
涙道内視鏡とは
眼と鼻をつなぐ涙道が狭まったり、閉じたりすると、涙やめやにが止まらない、目頭の炎症といった症状が引き起こされます。涙道内視鏡は、その涙道内を直接観察することのできるカメラ付き小型内視鏡です。
これまでの涙道手術では、「ブジー」と呼ばれる細い針金で閉塞部を突いて開通させていました。大人の「ブジー」では再閉塞することも多く、痛い思いをしても治りづらいという難点があります。
一方、涙道内視鏡を使用した手術では、直接涙道内を観察しながら治療を行い、治癒率を上げることができています。
手術の流れ
1診療後に手術日を予約。
2手術当日は、内視鏡で涙道のつまりや汚れを除去した後、シリコン素材のチューブを挿入し、涙道が閉じないようにします。
3閉塞の無くなった涙道に直径1mmのチューブを挿入し2~3カ月間留置します。
治療時間は30分から1時間。
4手術後から3か月の間は、週一回のペースで通院し、洗浄と術後経過を観察。3か月後にチューブを抜去します。
5涙道内視鏡手術で対応できず、特殊な外科手術を必要した場合、専門の医療機関を紹介します。症状が緩和しても、体質によっては再発する可能性があります。
治療費
3割負担の方の場合 | 1万8,000円前後(税別) |
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※ただし、初診料を除きます。費用は施術の内容により多少前後します。